京都駅ビル
Kyoto Station Building Complex

アトリウム内観 アトリウム内観 空中経路の内観 西側キャノピー外観 外観 ガラスドーム外観 ロビーのガラスドーム内観 ガラスドームの鉄骨建方
建築設計 原広司 + アトリエ・ファイ建築研究所
所在地 京都府京都市下京区烏丸通
用途 駅舎、ホテル、商業施設、文化施設
規模 地上16階、地下3階
延床面積 237,689 ㎡
構造 鉄骨造、SRC造
竣工年月 1997年07月
掲載雑誌 新建築 1997年09月号
建築文化 1997年09月号

長さ 470m、幅 70m、高さ 60mの巨大な建物で、駅機能を中心としたさまざまな機能を持つ複合施設である。平面的にも、上下方向にも、いくつかのブロックにより構成されており、地上面より 10.5(m)から 15.5(m)の間に「構造マトリクス」と称するデッキを設けたことで、建物の一体性を保ち、かつ各ブロックの独立性も考慮するという新しい概念の構造形式を実現。

アトリウムはコンコースを覆う軽やかなシェルターであるとともに、空中展望通路としての機能を持っている。長さ約 200m、幅 30m、高さ 50mの特異な形態であり、基本グリッドが 1.44mと非常に細かいため100mm角の角形鋼管を使用して繊細で軽快な架構とした。

アトリウムの両端部にはメガホンを半割した形態のキャンピーを設けている。

ロビーの上部のガラス屋根は不定形な三角形を組み合わせたもので、変形の溝形鋼を用いた構造とした。