閉鎖的な部分と開放的な部分とが混在し、それらをつなぐようにして外側の螺旋スロープと内部の螺旋階段が設けらている。この二重螺旋を主体構造の周りに巻きつける二重チューブ構造として、整然とした主体構造を実現している。
外側のチューブ架構は柱と円周状の梁によって構成し、円周方向に耐震壁を設けている。壁の少ない階では柱を斜めにしたり本数を増やすことで、剛性のバランスをとっている。
螺旋スロープは外側のチューブ架構から鉄骨梁を持ち出し、コンクリートの床を設けている。内外二重のチューブ架構の間には、鉄筋コンクリート造の螺旋階段が設けられている。
円形屋根は、三角形を組合わせた梁配置により最大 7(m)のはね出し床を形成する。