深草キャンパスの再整備として4つの施設と歩道橋が整備された
灯炬館
中庭に面した既存2号館をL字型に囲む平面で、主に講義室群とコモンスペースが配されている。中庭からさまざまなレベルの緑化した屋外テラスにアクセスでき、既存2号館と回遊動線が確保されている。
地上階の主体構造は鉄骨造であり、建築的なコア部をSRC造の柱梁とRC造の耐震壁を用いて地震力を負担している。外部テラスは鉄骨逆梁を採用してスラブ下端がそのまま打ち放し仕上げとなっている。
慧光館
北キャンパスの成就館(2020年竣工)に隣接する建物で、大小さまざまな講義室、研究室、社会連携機能で構成される施設で、2階デッキより階段状の外部ステージある建物である。主体構造は鉄骨造で、隣接する成就館のコンクリート打ち放しの多面体のホールと対をなすコンクリートボリュームの積層された300~500人講義室外周面と建築的なコア部分をSRC造柱梁・RC造耐震壁で構成し耐震要素としている。
聞思館
北キャンパスに位置する耐震改修・リニューアルを行った既存体育館の増築施設で、1階にスクールバスのロータリー、2階にレストラン、3~5階は講義室、研究室で構成された建物であり、既存体育館のメインエントランスとして機能している。
主体構造は鉄骨造で、SRC造の柱梁とRC造の耐震壁のコア部分などが主な耐震要素となっている。1階と2~5階部分で大きく平面が異なるため、2Fレベルの梁せい1000~1400mmのH形鋼の梁が陸柱を支持している。
結連橋
北キャンパス中庭から、公道を挟んだ南キャンパス施設群を2階デッキレベルで結ぶU字型の平面の歩道橋である。公道上の歩道橋はフルウェブ変断面H鋼梁を用い、南キャンパス側は33mスパンの鉄骨トラス梁を既存校舎の吹き抜け部分を貫通する形で架け渡している。
朋友館
メインキャンパスから300mほど離れた場所に位置し、幹線道路である竹田街道と師団街道交差点に面して建つ部活やサークル活動のための課外活動拠点である。半屋外空間が大学と街をつなぐ役割を果たし、建物上部まで続くランニングコース、屋外トレーニング場がファザードを特徴づけている。主体構造は鉄骨造で、耐震要素として建築的なコア部分に波形鋼板耐震壁と座屈拘束ブレースを用い、屋外トレーニング施設は外周面に引張ブレースが配されている。1階から3階に続くランニングコースは片持ち梁とV字型のロッドの吊材で支持されている。