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外観 内観 免振装置 ボイドスラブ 免振装置の設置 施工
建築設計 飯田善彦建築工房
所在地 東京都港区
用途 共同住宅、店舗
規模 地上 8 階
延床面積 517 ㎡
構造 RC 造(免震構造)
竣工年月 2007年10月
掲載雑誌 新建築 2008年 2 月号

麻布十番駅に程近い、商店街のなかに建つ8階建てのビルである。1,2階が銀行、3~8階は賃貸住宅となっている。

建物の地震時の安全性、資産価値に対する施主の理解により免震構造を採用している。 通常、免震構造は建物まわりにクリアランスをとる必要があるため、当建物のような狭小地の建物には採用が見送られる場合が多い。 しかし、この建物では1,2階で建物の外形をしぼりこむことにより、上部では最大限のボリュームを確保しながら狭小地での免震を実現させている。 免震設計においては告示免震を採用しているが、振動解析も行い、地震時の振動性状も確認している。 アスペクト比の大きな建物に対して支承材である積層ゴムアイソレータに引き抜きが生じないよう、四隅に積層ゴムアイソレータを配置し、 また、1階床は1m厚のマットスラブにすることにより引き抜き防止のカウンターウェイトとしている。 ダンパーには鋼製のU型ダンパーと鉛ダンパーを採用している。