東海道新幹線の停車駅でもある豊橋駅から徒歩5分ほどの敷地で、既存の商業・事務所ビルを建て替えて、より開かれた空間とする再開発事業である。高さ約100mの東棟、約60mの西棟および中央の広場からなる。
低層部の商業エリアは高層部の住宅エリアよりも平面が大きく、階高も高い。広がる低層部をエキスパンションジョイントを設けない一体の構造とする建築的要求があり、それに対して剛性の変化が振動に与える影響を制御する必要が生じた。
高層のRC造部分を主体構造都市、広がる低層部を鉄骨造とし、制振ブレースや鋼材ダンパーを配置することで、偏心および応答増大を抑える計画とした。