ドラマシップ、レトロボックス、及びそれらに挟まれたガレリアから構成される。
ドラマシップの 2~4 階は楕円の平面形状で、中央部に楕円形状の吹抜け空間(海峡アトリウム)があり、その外周部に展示室が設けられる。主体構造は鉄骨造で、アトリウムの周りを鉄骨フレームとブレースで固め、外周部は鉛直荷重のみを支持する鉄骨造の柱、梁で作り開放性を確保。海峡アトリウム上部は、短手方向に 6 本、長手方向に二本、梁成 3.5(m)のトラスを設けて強固な床をつくり、5 階のレストランを支える。その上部には、二本の大柱とレストラン部分の柱とで支持された鉄骨格子梁の大屋根が架けられている。
レトロボックスは鉄骨鉄筋コンクリート造で、外周に耐震壁を有するボックス状の構造、ガレリアは二つの建物の間を鉄骨造の架構で覆った構造となっている。