廃校となった既存中学校建物を一部活用した庁舎である。
新庁舎として必要となる床面積の一部を校舎と体育館でまかない、隣接して新築棟を計画し、3棟一体で新庁舎としている。
新築棟は2階建てRC造で、縦動線や水周りにRC造耐震壁を集中配置した耐震壁付きラーメン構造で、柱梁の見付幅をフカシ込みで500mmで計画したスレンダーな架構である。
2.1mおきに3段階の高さに設定した陸屋根で、段差部分をハイサイドライトとして利用している。
段差部分の短柱が構造的な弱点とならないよう、鉄骨斜め格子架構を柱梁構面内に配置している。
2階の受付カウンターで柱を取り止めた箇所では、RC梁と鉄骨斜め格子架構の複合トラスによる格子梁で16m四方の無柱空間を実現している。
既存体育館はS61年建設の新耐震基準の建物で耐震性は有していおり、アリーナの半分はそのまま残し、半分に2階床の増接を計画した。
一体増築を行い現行基準に適合させることは現実的では無いため、増築部分は既存体育館とはExp.Jを設けて分離し、入れ子状の架構として計画した。
増設部は平館の鉄骨造で基礎梁が無く、羽根付き鋼管杭に直接鉄骨柱を取り付けた。既存体育館内で杭施工、鉄骨建方を行った。