既存の建物は、明治42年にレンガ造として建築され戦災にによる被害を受けて昭和26年にRC造として復旧したもので、銀行として使用されていた。建物を減築改修して一般開放のホールとぢ、隣接して新築された美術館とカフェにより賑わいを生み出す施設とした。美術館棟,カフェ棟はエキスパンションによる増築である。
<ホール棟>
既存建物は平成14年に耐震改修工事が行われておりもともと耐震性能を有する建物であるが、今回の改修に合わせて耐震壁の開口新設および開口閉塞を行い,減築改修した建物について耐震診断を実施し耐震性能を有していることを確認した。躯体の不良個所や既存図面にない開口が設けられている箇所が多かったため躯体補修を徹底的に行った。建築計画にあわせて
<美術館棟>
美術館の機能を持つ長方形平面の3階建て建物に,吹抜け1層の三角形平面をしたエントランスホールが取り付く構成であRC造一部鉄骨造とした。美術館という用途から壁の多い構造であり,耐震壁をバランスよく配置した。エントランスホールは屋根の外周部を細径の鋼管柱で支持し、アプローチ空間としての開放性を確保している。
<カフェ棟>
長方形平面の平屋建ての建物であり,前面道路に面してガラス張りとして開放性の高い空間となっている。建物背面で十分な耐震壁を確保し、前面は鉄骨ピン柱のみを設けて開放性を確保した。