桜山の家
House in Sakurayama

外観 内観 柱梁接合部ディテール 階段
建築設計 仙田満 + 東京工業大学 仙田満研究室
所在地 神奈川県逗子市
用途 住宅
規模 地上3階
延床面積 195 ㎡
構造 鉄骨造
竣工年月 2001年7月
掲載雑誌 新建築住宅特集 / 2002年08月号
日経アーキ / 2002年05月27日号

富士山を望む敷地に建つ 3 階建ての住宅で、1階部分は湿気対策のためピロティとし、2 階から上に居住スペースを置く構成。

一見ランダムに見える柱は二本の柱を一組として、5 組のペアをつくっている。それぞれの柱は屋根面で交差した逆 V 字形を成しており、あらゆる方向からの水平力に対して抵抗できるように、建築計画との整合性を図りつつ位置を決定している。

柱と梁の接合部はディテールを簡略化するためピン接合としており、鋼管柱の外側に円盤状のプレートを差し込むことで、複雑な角度に対応している。

柱梁接合部をピン接合としているため、屋根面の水平変位は小さいが中間階(2、3階)での変形が大きくなるため、1 階部分に斜め柱(ブレース)を追加して 2 階床の変形を抑えている。