兵庫県立美術館
Hyogo Prefectural Museum of Art

外観 RC打放しの展示室と回廊 階段室 円形階段 アイソレータと鉄骨 鉄骨建方
建築設計 安藤忠雄建築研究所
所在地 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通 1-1-1
用途 美術館
規模 地上4階、地下1階
延床面積 27,461 ㎡
構造 SRC造、RC造、免震構造
竣工年月 2001年09月
掲載雑誌 新建築 / 2002年09月号
GA JAPAN / 58号
受賞 第5回 日本免震構造協会作品賞

兵庫県南部地震の激震地近くに立つ復興のシンボルとなるな美術館で、御影石に覆われた 1、2 階と、ガラスに包まれた 3 棟からなる 3、4 階から構成。周辺環境と調和した開かれた美術館となるように、屋外展示スペースを有効に利用するほか、隣接する水際広場やハーバーウォークにも自由に往来できる導線を確保。

上部架構は全体的に壁の多い箱状の建物であり、比較的大きな空間が必要とされるため、耐震壁を適宜配置して水平力の抵抗要素とし、大スパン部分は鉄骨鉄筋コンクリート造としている。全体としては鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造の混用である。

吹き抜けや分棟による構成、成の大きな独立壁、10m持出しの大庇など特殊な建築形態であるが、免震構造を採用することで大胆なデザインを実現している。

安藤忠雄建築研究所